東京大学大学院総合文化研究科教授

大阪外国語大学、名古屋大学大学院を経て、香港大学教育学系Ph.D（博士）取得。

在中国日本大使館専門調査員、早稲田大学准教授などを経て、2013年より東京大学大学院総合文化研究科准教授、2020年4月から現職。

現代中国の政治・社会変動、農村の社会関係資本、農村から都市へ向かう出稼ぎ労働者、土地・戸籍制度、知識人や市民社会の動向などを研究している。

著書

• 『香港 国家安全維持法のインパクト』日本評論社 2021（編著）
• 『香港あなたはどこへ向かうのか』出版舎ジグ 2020
• 『東アジアの刑事司法、法教育、法意識』現代人文社 2019（編著）
• 『21世紀の中国』かもがわ出版 2017
• 『勃興する「民」』東京大学出版会 2016
• 『焦点中国 : 中国語中級テキスト』白帝社 2011
• 『貧者を喰らう国 : 中国格差社会からの警告』新潮社 2009

研究活動・学術論文等

• The Prison Gate as Leftist Heritage? Political Indifference and the Pursuit of “Healthy Nationalism” in Japan, Huang, Shu-Mai, Lee, Hyun Kyung and Vickers, Edward (ed.)Frontiers of Memory in the Asia-Pacific, Hong Kong University Press, 2022
• 「香港の悲劇：植民地構造と民主化への模索」『世界』岩波書店 2022年2月号
• 「日本企業も関与「中国ウイグル族弾圧」で行われる苛烈な「強制労働」」『フォーサイト』2020年9月30日 新潮社
• 「特集「普遍的価値」の危機と知識人の役割―倫理的コミットメントを認識できる学者や市民をどのように育てるか」現代中国 (44) 58-62 2020年3月  
• 「習近平政権下の国家安全戦略 : 突発公共事件とインターネット世論への対応を中心に」 東亜 (605) 34-43 2017年11月
• 「特集 権力としての民意 インターネット時代の中国ポピュリズム アステイオン」 (86) 61-75 2017年5月
• 「インターネット時代の中国と民主化の行方」修親 2017年1月  
• “Is China on the Cusp of a Middle-Class Revolt”東京財団ホームページコラム 2016年9月
• 「現代中国における「公民運動」のポテンシャル―定まらない“公”と“私”のはざまで― 」国際問題 2016年3月  
• 「アウトロー空間としての城中村」現代中国研究 40-54 2016年2月  
• “Why Is China Muzzling Its Lawyers”The Tokyo Foundation website 2016年2月  
• 「中国の弁護士の一斉連行 はるかに遠い“法の支配”」 朝日新聞アジアネットワーク 2015年12月  
• 「18歳選挙権導入を前に考える――東アジアの市民教育とナショナリズム」 シノドス 2015年11月  
• 「なぜ中国政府は弁護士を弾圧するのか」東京財団ホームページコラム 2015年10月  
• 「戦後70周年：一個日本人的回想」 端 2015年8月  
• 「中国の言論統制 人権派連行150人超」エコノミスト 2015年7月  
• 「柴静論争と中国の言論空間環境問題は開放的な討議の空間を発展させられるのか」東京財団ホームページコラム 2015年3月  
• 「北京の“農村”から見た格差問題」中央公論 72-77 2015年3月  
• 「習近平政権下の言論統制—国内外の“敵”にどう対峙しようとしているのか」外交 95-99 2015年3月  
• “Detained Chinese lawyer Pu Zhiqiang has a crucial voice and must be released”Asahi Shimbun, Asian and Japan Watch Forum 2014年12月  
• “Rational, good-natured protests in Hong Kong a model for China”Asahi Shimbun, Asian and Japan Watch Forum 2014年11月  
• 「習近平政権で強まる言論弾圧」2015年の論点100 61-62 2014年11月  
• 「環境問題を通して考える中国の市民社会と政府との関係」東京財団ホームページコラム 2014年10月
• “China’s reformist intellectuals waging a lonely battle”2014年6月  
• 「中国孤独な知識人に連帯を」 朝日新聞 AJWフォーラム 2014年5月  
• 「中国の弁護士・浦志強の釈放を求める声は日本からも（孤独の中で闘う人権派弁護士（後編））」 Wedge infinity 2014年5月  
• 「拘束された中国の弁護士・浦志強：歪んだ法学教育に毒されず、“言論の自由”を主張し続ける（孤独の中で闘う人権派弁護士（前編）」Wedge infinity (インターネット） 2014年5月 
• 「中国の「公民社会」と民主化の行方:曲折するソーシャルメディアと政治制度改革の関係」 国際政治 2012(169) 169_45-59 2012年