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セミナー2017.04.30

第229回HSPセミナー「COI(出身地国情報)データベースプロジェクト等の説明(兼HSFの活動説明)」と、「難民移民研究シリーズ:シリア難民の条約難民該当性と日本の事例の比較検討」 2017年5月9日(火)18:00-20:30

前半 持続的平和研究センター難民移民ドキュメンテーションプロジェクト(CDR)のCOI(出身地国情報)データベースプロジェクト等の説明(兼HSFの活動説明) 18:00-18:30

後半 「難民移民研究シリーズ:シリア難民の条約難民該当性と日本の事例の比較検討」18:45-20:30

本年度、CDRでは、昨年度に引き続き獲得したデータベース科研による上記プロジェクトを行います。NPO法人「人間の安全保障」フォーラム(HSF)にデータ入力を委託しますので、関心のある方は、HSFのスタッフとして有償で入力業務に参加いただけます。そのための前半は、そのCOIプロジェクトとHSFの活動説明をします。HSFは、他にも、ANRIP(Asian Network on Refugees and International Protection)というアジアにおける難民保護のネットワーク活動、RPP(Refugee Policy Platform)という難民政策のための議論の場の提供をしてきており、さらに難民との対話をする難民カフェプロジェクトも開始しました。これらに関心のある方は是非参加ください。

 
後半は、同センターの科研基盤Aで昨年度から5年の研究を開始している、「東アジアにおける正義へのアクセスのためのネットワークガバナンスの検証」という研究会の研究分担者である、山本哲史さんに標記タイトルの研究報告をいただきます。関連事例のなかに事例判決を超えた法解釈の一般論として機能しそうなものがあるかどうか。どのような価値や可能性があるか。COIとの関連で、英国のCountry Guidance Casesの制度概要と、その可能性と限界、うち、シリアの国情認識についても具体的に内容検討し、日本の事例を比較検討します。

日時:2017年5月9日
 前半:18.00-18.30(午後6時-6時30分)
 後半:18:45-20:30 (6時限目:午後6時45分ー8時30分)

場所:いずれも18号館4階コラボレーションルーム1
 
前半の登壇者
 有馬みき(本学持続的平和研究センター特任研究員、COI担当)
 関谷雄一(HSP准教授、前HSF事務局長)

後半の登壇者
山本哲史(名古屋大学大学院法学研究科特任講師) 
司会(前半、後半):佐藤安信(持続的平和研究センター長、HSP教授)

参考文献
・山本哲史「難民認定審査の多段階的構造と各段階における判断の性質: 『灰色の利益』論の位置づけと機能」国際法外交雑誌112巻4号, 2014年, 651-675頁。
 ・野口貴公美「入管法における難民認定制度-行政法学の視点から」法律時報86巻11号, 2014年, 16-211頁。

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