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2019.08.20

【イベント情報】ジュネーブ諸条約70周年記念 国際人道法シンポジウム 国際人道法の挑戦 パネルディスカッション:自律型兵器システムに対する人間の関与の在り方 (2019年9月7日)

東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム(HSP)、エセックス大学人権センターと赤十字国際委員会(ICRC)は、ジュネーブ諸条約締結から70年を迎えるのを機に、現在我々が直面する国際人道法への挑戦を認識し、法の遵守を保障するために如何なる働きかけが必要かについて考える機会を創出することを目的として、国際人道法シンポジウムを開催します。本シンポジウムは、エセックス大学のノアム・ルーベル教授による現代における国際人道法への挑戦に関する基調講演から始まり、続いて自律型兵器システムに関するパネルディスカッションを実施します。

 自律型兵器システムをめぐる問題は、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みで議論されており、日本でも例えば外務省が自立型致死兵器システム(LAWS)に関する有識者との意見交換会を開催するなど、国内外で活発に取り上げられています。日本およびICRCはともに自律型兵器システムに対する人間による制御を要求していますが、自律型兵器システムの開発、導入、運用といった各々の段階で人間による制御の形態が異なるため、具体的にそれが何を意味するかは未だに不明確です。パネルディスカッションでは、異なる段階においてどのように人間による制御は達成されるかという専門的な問題に対して、法的な側面を中心に、技術的な視点を取り入れながら議論を行います。その結果、この問題に対するより深い理解を醸成し、自律型兵器システムに関する議論を更に深めていくための基盤が整うことが期待されます。

 

日時・開催場所

日時: 2019年9月7日(土)13時00分-16時30分
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
主催: 赤十字国際委員会(ICRC)、東京大学大学院「人間の安全保障」プロ

グラム、エセックス大学人権センター 

後援: 外務省、在日スイス大使館、日本赤十字社(予定)

 

ファシリテーター

津屋 尚 NHK解説委員

講演

ノアム・ルーベル エセックス大学教授

パネリスト

メアリー・ウェアハム ヒューマンライツウォッチ(HRW)アドボカシー部長

冨川 英夫 防衛省防衛研究所 主任研究官

中村 仁彦 東京大学教授

ヤン・ローマ― ICRCアジア太平洋地域法務官

※言語:日本語、英語(同時通訳)

※セミナー開催後、東京大学駒場キャンパス内にてスイス大使館・ICRCによるレセプションの開催を予定しております(参加費無料)。

登録方法

こちらより事前にお申込みください。

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